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『となり町戦争』 三崎亜記

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【となり町との戦争のお知らせ】が町の広報誌に掲載されていた。
戦争は静かに始まった。戦争といっても町興しのようなもので、役所に管轄管理されているのだが、しかし広報誌の戦争による死者の数は日増しに増えていく。そんなある日、僕は【戦時特別偵察業務専従者】に任命される。役所の香西さんと共に暮らす中、見えない戦争に次第に巻き込まれていく。

着眼点は抜群にいいと思います。地球上いたるところで常に行われている戦争、それはちっともリアルさを感じさせずいつも他人事で、戦争はいけないと言いつつ、そんな対岸の火事みたいなものには見て見ぬふりの自分を深く恥じいる気持ちがします。
が、しかし、なんて申しましょうか・・感情のリアルさもないような気がして、どうもいまいち入り込めないとこじゃないかと。登場人物からは怒りも悲しみも切なさも感じられず、淡々としすぎているのがマイナス点ですね。
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by ruriwo_m | 2009-11-14 22:37 | 本・映画
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