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映画 『私を離さないで』

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イギリス郊外にヘールシャムという寄宿舎あり、ある目的のために外界から閉ざされ、厳重に健康管理や思想教育をされ、子どもたちはそこで生活していた。
ある日若い教師が耐えられず「真実」を話してしまう。子どもたちは将来何者にもなれないこと。決して老後は訪れないこと。
キャシー・ルース・トミーの三人は18歳になると寄宿舎を出、コテージで共同生活を始めた。初めて知る外界、幼いころからの三人の関係は歪み、キャシーはコテージを出てしまう。
そして再会。キャシーは「終わり」を迎えるルースとトミーの「介護人」となった。

とにかくずっと重く淡々としてます。大きな事件は一つも起こりません。しかし一コマも無駄な描写がなく目を離せず、あっというまの2時間でした。
人は誰も限られた時間の中で生きています。運命も最初から決まっていて、贖うことができないのかもしれません。生まれてきた意味、生きる意味、を深く考えさせられる、そんな作品でした。

原作はカズオ・イシグロというイギリス在住の日本人が書いた小説です。(現在はイギリス国籍だそうです)映画はイギリスの古い町並みや出演者の衣装がとても素敵。特にヘールシャムの頃の女の子のブラウスやタイツ姿が可愛らしいです。とても良い作品だったので興味をもたれた方には是非観てほしいです。
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by ruriwo_m | 2011-04-22 14:01 | 本・映画
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