<< 『絶望名人カフカの人生論』 フ... 『ひまわりの祝祭』 藤原伊織 >>

『テロリストのパラソル』 藤原伊織

e0144293_1047495.jpg
過去の事件のため20年以上も隠遁生活を続けていたアル中バーテンダーは、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザ、死んだ昔の恋人の娘らが次々と彼を訪れ、事件に巻き込まれていく。

藤原伊織の他の作品を...と思いこの小説を手に取ったのは、乱歩賞&直木賞W受賞作という触書があったためです。
まず、イカン部分をあげると、設定がワンパターン、都合良すぎ、な感があります。しかし、それを上回る圧倒的な面白さがあって、結局一気に読んでしまいました。
文体が、人物が美しく、文学作品を読んでいるようです。村上春樹やカフカを思い出します。私の感じる美しさは、一言でいうと「孤高であること」かな。人と群れず、権力に媚びず、大事なものは地位でもお金でもなく、過去の美しい記憶...。そういう人間に憧れるなぁ。
[PR]
by ruriwo_m | 2011-11-26 11:21 | 本・映画
<< 『絶望名人カフカの人生論』 フ... 『ひまわりの祝祭』 藤原伊織 >>