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『舟を編む』 三浦しをん

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出版社の辞書編集部が舞台です。
新しい辞書が産み出されるまでの物語。。。簡単にいうとそんな話なのですが、辞書作りに命をもかける編集部員達の文系熱血奮闘ぶりがたまらんです。
キャラも全員個性的で漫画のようです。神保町の現代的な出版社の隣の木造家屋で会社のはみ出し者のような辞書編集部や、神楽坂の隠れ家的な料亭などなど、乙女心をくすぐるアイテムも満載です。本屋大賞から映像化は必須ですよね。
個人的に西岡さんが好きです。本を読んだり辞書を作ったりすることしか能のない?他のことにはまったく疎い馬締(まじめ)さんに対し、何かに夢中になることなくそつなく人生を渡ってきたつもりが馬締さんの奮闘ぶりに激しく嫉妬を覚える西岡さん。ここが一番泣けました。なのに対外的な交渉はアイツ苦手だから...と部署移動の前にこっそり段取りをつけていく心憎さ。いい奴だな~~。
本屋大賞は本来埋もれた作家を見いだし世に送り出すために作られた賞ですが、最近は主旨から外れている感がしますよね。でもしをんさんは大好きな作家さんなのでやっぱりとても嬉しいです。今まで読んだことがない人にもこれを機に読んでもらいたいです。
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by ruriwo_m | 2012-05-23 11:17 | 本・映画
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