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『青の炎』 貴志祐介

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湘南の高校に通う17歳の秀一の頭を悩ませる家の侵入者、母と以前婚姻関係があった男は家に棲みつき平和だった生活を脅かす。母や妹に被害が及ぶのを恐れた秀一は、法に守られない事実を知り、完全犯罪への道をひた走ることになる。。。

優しい家族や心配してくれる友達がいたにも関わらず一人で抱え込み犯罪に手を染めてしまう、知的な計画性と相反する無鉄砲さに若さを感じます。鋭い感覚をもつ彼女が秀一の変化に戸惑ったり不安に思う気持ちが切なくていいです。
あとがきで【倒叙推理(探偵)小説】という言葉を知りました。事件があり、犯人を追い、謎を解いていくのが普通のミステリー小説ですが、この作品のように犯人の視点で事件を追いかけるので心情がとてもリアルです。思えばこういう形式は名前は知らなかったけど元から好きだったな~。乱歩とか桐野夏生さんとかこういうの多いかも。

嵐のニノ主演で映画化されてます。ニノファンの友達から本を借りたのですが、DVDはいいやと断ってごめん。特にニノファンでないので...。あ、でもニノはこういう役合ってると思います。脛に傷を持つ身が似合う。映画DVDもきっと面白いと思いますよ。(観てないけど~)

少し前に『悪の教典』も読みました。これも倒叙形式でした。映画化もされるそうです。ドラマ『鍵のかかる部屋』の原作者でもあるし、旬の作家さんなんですね。
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by ruriwo_m | 2012-05-24 10:53 | 本・映画
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