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『顔に降りかかる雨』 桐野夏生

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93年度江戸川乱歩賞受賞作。探偵村野ミロシリーズ第一作。
ということで、本書より桐野夏生さんの遍歴をなぞってみたいと思います。
『グロテスク』や『残虐記』から読みはじめた人にはかなり物足りない気持ちになるかもしれません。事件があり、意志と関係なく巻き込まれ、捜査に乗りだし、解決する。典型的なハードボイルドな推理小説です。元々(というか今まで読んだ中では)好意を得にくいキャラクター作りをする人ですが、主人公の村野ミロの行動にはまったく共感できません。一番大きいのは「なんでこんな男好きになるのか」成金でカッコつけでふつう引きますよ。
と、散々なこと書いたけど、フェチズムなど倒錯した世界を描いている部分だけは面白かったです。
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by ruriwo_m | 2008-08-05 11:27 | 本・映画
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