2011年 11月 22日 ( 1 )

『ひまわりの祝祭』 藤原伊織

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妻は妊娠を隠し自殺した。数年後、突然まわりが騒々しくなる。妻に似た女、ヤクザ、昔の会社の同僚に巻き込まれる中、キーワードはゴッホの「ひまわり」だと気づく…。

まず、一行目からいいんです。「温めた牛乳」を飲む彼。ウェイトレスに「ホットミルクですね?」と聞かれても「温めた牛乳を」と譲らない彼はまるで昔私が愛した村上春樹のワタナベくんじゃないですか。世間と折り合いをつけることを知らず、いつも独りでお茶を飲み食事を作り音楽を聴いている...ぐわしっと心を掴まれます。これを読んでから毎日「温めた牛乳」を飲んでます。大好きな男がいるだけで読んでてとても楽しい。二度も三度も同じとこ読んじゃったりして(笑)
推理小説としては弱さも感じますが、この人の小説はもっと読みたいなぁ。
『シリウスの道』もとても面白かった。

これで友達から借りた本は全部読み終わりました。藤原伊織以外には、
『破線のマリス』 野沢尚
『リミット』 野沢尚
『深紅』 野沢尚
『ラストソング』 野沢尚
『水の迷宮』 石持浅海
『翳りゆく夏』 赤井三尋
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by ruriwo_m | 2011-11-22 10:57 | 本・映画