カテゴリ:本・映画( 117 )

ボクラノ。。。

こんなにショックをうけたのはどれくらいぶりだろう。
私の愛する兎丸さんの漫画がネットで公開されていて、1話を読んでから、あとはまとめて読もうかな~と呑気にしてたら、1話ごとに消えてしまって、2話3話を見逃してしまった。がーーん!

で、泣く泣く4話を読んでます。
ひかりクラブ設立前夜の物語です。ゼラさまステキすぎる!(小学生だけど)タミヤかっこいい!(小学生だけど)



《ぼくらの☆ひかりクラブ第4話》


本編の《ライチ☆光クラブ》もどうぞ!
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by ruriwo_m | 2011-08-03 10:33 | 本・映画

映画 『白いリボン』

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第一次世界大戦前夜の北ドイツの田舎町。悪戯というには大きすぎる、小さな事件が頻発するようになる。疑心暗鬼に陥る住人。子ども達の腕に巻かれた白いリボンは、無垢で清純である証。

事件の結末は結局曖昧で、おそらくそうなのだろうと匂わせる程度で物語は終了します。年長者や神に絶対服従の時代の、謎解きよりも抑圧された人の心の破綻に重きをおいているように感じます。
この子ども達がヒトラーの恐怖政治を支える大人になってゆくことが示準されています。
モノクロの画面が重苦しく、美しいです。
わっ、私って暗い映画が好きなのねー。
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by ruriwo_m | 2011-08-01 11:37 | 本・映画

『魔球』 東野圭吾

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春の選抜高校野球大会、9回裏2死満塁、ピッチャーが投げた球は、ゆらゆらと揺れて落ちた。

キャッチャーだった生徒の刺殺死体が発見され、その後ピッチャーも何者かの手により殺害された。
ダイイングメッセージは 『魔球』

思春期特有の視野の狭さとか思い込みとか、そんな想いにあふれた小説で、きゅっと苦しくなります。全体に流れる雰囲気は昭和40年代のほの暗さです。熱くて暗くて切ない、『白夜行』と同じような匂いがしました。
ミステリーなのであまり書くとネタバレになってしまいますね。原作は江戸川乱歩賞の最終候補にあがった作品で、まぼろしのデビュー作と呼ばれているそうです。東野圭吾作品はトリックに頼らず、人間をきちんと描いて読む人の感情を揺らすのがとても上手くそこが好きなところですが、この作品ですでに顕著に表現されていると思います。
現在地方大会で熱戦が繰り広げられている高校野球、今読むと気分も盛り上がりますよ。


最近ミステリーはいくつか続けて読みました。
『慟哭』『プリズム』『愚行録』...貫井徳郎
『13階段』...高野和明
そんなとこかな。貫井氏はトリッキーな感じがしたし、高野氏は正統派な犯人捜しを楽しめました。
だけどその中でやはり『魔球』が一番面白かったですね。
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by ruriwo_m | 2011-07-20 11:36 | 本・映画

『頭の中がカユいんだ』 中島らも

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点と線と平面について考えて、私としたことが号泣してしまいました。
らもさんの言葉は私の中のナニカを揺さぶります。
平面とは日常であり、ただの生活にすぎないと言います。点の想いがあれば、人はそれだけで生きていける....。色々才能のあった人だったけど、私はらもさんの「悲しみ」が好きでした。今さらだけど...え~ん!なんでらもさん死んじゃったのよ~~。

『僕に踏まれた街と僕が踏まれた街』 『今夜、すべてのバーで』 『恋は底ぢから』と本棚から引っ張り出し片っ端から読んでます。



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『定本 啓蒙かまぼこ新聞』

「てっちゃんてっちゃんかねてっちゃん、ちくわとかまぼこちょうだいな~♪」この広告を作ったのもらもさんだったのですねぇ。
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by ruriwo_m | 2011-07-13 11:10 | 本・映画

映画 『息もできない』

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街金の取り立て屋のサンフンと女子高生のヨニはその史上最悪な出会いから始まり、しだいに二人だけの間に広がる癒しを見つけるようになる。底辺を這いずるささくれた生活から徐々に人間らしい温かみを知ってしまったせいで?その時から、再び物語は転がり落ちてゆく。。。

カタルシスを覚えることを絶対許さない、拒否するようなエンディング。TVで原田泰造がよかったと紹介していたので観てみました。正直最初はあまりにバイオレンスすぎて参ったな~と思いましたが、人の心を強く揺さぶる、深くえぐる、そんな映画でした。
北野たけしの映画と比較されるらしいですね。私はたけしの暴力的な描写が好きでなくてあまり観たことないのですが、たけしも観てもいいかも(上から~・笑)

原題は『糞蠅』だそうです。この方がぴったりきますね。こういうダークサイドの韓国映画が好きです。
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by ruriwo_m | 2011-07-06 11:06 | 本・映画

アサノタノシミ

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私のばっちぃ顔がトップ記事というのも気分が害されると案じ、そっこう次記事をアップします。

昨年、毎朝「げげげの女房」を、それはそれは楽しみに観てました。
放映が終わってから、なんてつまらない朝。一日のやる気が、その前に起きる気力がでない...。

それが最近また朝の楽しみを見つけたんです!
新聞の朝刊に連載されている推理小説 『沈黙の町で』奥田英明:作
公立の中学校で男子生徒の遺体が発見され....という内容で、まだ序盤なのですがなかなか面白いです。朝いちで読んでま~す。

ポークの野球もそろそろ終わりに近づいているので、近頃は時間があると推理モノをよく読みます。
今まで全然時間がとれなくて、老後の楽しみにとっておこうと買ったまんまの本がたくさんあるので読む本に困らんですよ。
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by ruriwo_m | 2011-06-27 13:42 | 本・映画

『それでも人生にイエスと言う』 V・E・フランクル

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「貴方が人生を諦めてしまっても、人生の方は決して貴方を諦めたりしません」

ナチスによる強制収容所の体験をもつ精神医学者が語る、全ての生きる人へのメッセージです。
「辛く苦しい体験からしか得られないものは確実にある」
「どんなことでも必ず人生に対する意味がある」
生きていていいって言ってくれる。神のようなお人だなぁ。。。

震災後にじわじわと売れているそうです。誰もが「生きていていい」って言って欲しいのだ。
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by ruriwo_m | 2011-05-26 13:04 | 本・映画

映画 『私を離さないで』

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イギリス郊外にヘールシャムという寄宿舎あり、ある目的のために外界から閉ざされ、厳重に健康管理や思想教育をされ、子どもたちはそこで生活していた。
ある日若い教師が耐えられず「真実」を話してしまう。子どもたちは将来何者にもなれないこと。決して老後は訪れないこと。
キャシー・ルース・トミーの三人は18歳になると寄宿舎を出、コテージで共同生活を始めた。初めて知る外界、幼いころからの三人の関係は歪み、キャシーはコテージを出てしまう。
そして再会。キャシーは「終わり」を迎えるルースとトミーの「介護人」となった。

とにかくずっと重く淡々としてます。大きな事件は一つも起こりません。しかし一コマも無駄な描写がなく目を離せず、あっというまの2時間でした。
人は誰も限られた時間の中で生きています。運命も最初から決まっていて、贖うことができないのかもしれません。生まれてきた意味、生きる意味、を深く考えさせられる、そんな作品でした。

原作はカズオ・イシグロというイギリス在住の日本人が書いた小説です。(現在はイギリス国籍だそうです)映画はイギリスの古い町並みや出演者の衣装がとても素敵。特にヘールシャムの頃の女の子のブラウスやタイツ姿が可愛らしいです。とても良い作品だったので興味をもたれた方には是非観てほしいです。
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by ruriwo_m | 2011-04-22 14:01 | 本・映画

『帝一の国』 古屋兎丸

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時は昭和。帝国一の学力を誇る男子高。生徒会を牛耳る者はいずれ国家をも背負うとあり、秀才らは生徒会長の座を狙うべく、謀略・派閥・癒着・根回しと、政権闘争を繰り広げる。その手段の選ばなさは某国の政治家たちのよう。
私の好きな場面は、主人公の帝一(もちろん生徒会長を狙う)が、自分を脅かす敵(と勝手に思ってる)に対して成績で優位に立つため、敵が解いた編入試験問題に挑むところです。

「これは想像以上だ、なんという難しさだ」
「なんていうことだ!現時点で僕が一点負けてる!」
「今まさに絶体絶命の危機!」
「負ける?何を弱気になってるんだ」
「やった...一点差で勝った...これで僕の国は守られた...」

一人芝居です。実にめんどくさくて鬱陶しい子です。でも、ド・ストライク!めんどくさいところが可愛い♪周りの子たちも帝一のことが好きで何かと世話を焼いてくれるし、帝一も性格悪いだけでない何かがありますね。
まだ一巻が発売されたばかりなので、今後の展開がちょー楽しみです。
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by ruriwo_m | 2011-04-14 11:54 | 本・映画

『村崎百郎の本』 アスペクト編

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今から16、7年前、実家に帰ると妹がとっておいてくれていた雑誌「SPA!」をまとめて持ち帰り読むのが楽しみでした。SPA!も年代で内容も様々だけど、当時はサブカルチャーブーム・オカルトブームで、怪しげで得体の知れない記事がたくさん載っていました。
その中で強烈なインパクトがあったのが、この人、村崎百郎さんでした。
目の開いた紫色の頭巾を被り、キチガイじみた言葉を吐き出す。電波系という言葉もこの人から発信されたと思います。今だったらネット検索して人となりを調べられたけど、雑誌で見た→興味ある→がしかしそのまま忘れる、というのが当時。
で、すっかり忘れてましたが、昨年、刺殺されるというショッキングな報道で再度私の前に現れました。しかも愛読者と名乗る男が自宅に押しかけ殺されて...ジョン・レノンみたいに。
後期の村崎さんは漫画家の森園みるくさんと結婚されて、漫画の原作を担当されたり、落ち着いて幸せな生活を送っていたそうです。昔のような過激な発言も懐かしいけど、本来の姿は知的で紳士だったらしいですね。これからも活躍される方だったのに、残念です。お悔やみ申し上げます。

この本の表紙画は古屋兎丸さんです。
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by ruriwo_m | 2011-03-07 11:20 | 本・映画