『開かせていただき光栄です』 皆川博子

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未だ古い因習が残り偏見に満ちた18世紀ロンドンで、ダニエル先生が開く私的解剖学教室では今まさに墓あばきから買い取った令嬢の死体を切り開こうとしていた、その時に治安判事の手が入る。急いで暖炉の中に令嬢の死体を隠すが、そこにはあるはずのない顔の潰れた死体が.....そして四肢を切断された少年の死体までも出現する。
増えていく死体。天才画家と古代の稀少本。娼婦館。薔薇の館で行われる黒魔術。ロンドンの湿った空気感。

なにやらどろどろした感じですが、意外とそうでもないんです。
どちらかというとユーモア感にあふれる、皆川博子さんにしては珍しいというか、新境地?いや、でも、80歳過ぎてなお新境地ってすごくないですか!ほんとうに尊敬に値します。

嘘をついているのか?嘘をついてると思わせほんとうのことを語っているのか?二転三転する記述に振り回されて、でもそうであってほしいと信じた結末で心から嬉しく思いました。

最後に、私は「エド」派です。だいたいがそうかな?ナイジェルと人気二分しそう。
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# by ruriwo_m | 2012-05-31 11:18 | 本・映画

人生修行あれこれ

ほぼ2年ぶりにカレーライスを食べました。
克服できました。やった。
あとは臓物系だな~。
ホルモン焼き行くかー?
考えただけで胃からすっぱいものがせり上がってきますが....
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# by ruriwo_m | 2012-05-30 16:44 | あれこれ

雅~☆

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             昨日は雅(みやび)の紫色の照明でした。




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             見上げると圧倒的にデカイ!!!

             展望台には当然上れませんが、ソラマチ楽しいです♪
             たくさんショップが入っていて回りきれません。
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# by ruriwo_m | 2012-05-25 14:32 | あれこれ

『青の炎』 貴志祐介

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湘南の高校に通う17歳の秀一の頭を悩ませる家の侵入者、母と以前婚姻関係があった男は家に棲みつき平和だった生活を脅かす。母や妹に被害が及ぶのを恐れた秀一は、法に守られない事実を知り、完全犯罪への道をひた走ることになる。。。

優しい家族や心配してくれる友達がいたにも関わらず一人で抱え込み犯罪に手を染めてしまう、知的な計画性と相反する無鉄砲さに若さを感じます。鋭い感覚をもつ彼女が秀一の変化に戸惑ったり不安に思う気持ちが切なくていいです。
あとがきで【倒叙推理(探偵)小説】という言葉を知りました。事件があり、犯人を追い、謎を解いていくのが普通のミステリー小説ですが、この作品のように犯人の視点で事件を追いかけるので心情がとてもリアルです。思えばこういう形式は名前は知らなかったけど元から好きだったな~。乱歩とか桐野夏生さんとかこういうの多いかも。

嵐のニノ主演で映画化されてます。ニノファンの友達から本を借りたのですが、DVDはいいやと断ってごめん。特にニノファンでないので...。あ、でもニノはこういう役合ってると思います。脛に傷を持つ身が似合う。映画DVDもきっと面白いと思いますよ。(観てないけど~)

少し前に『悪の教典』も読みました。これも倒叙形式でした。映画化もされるそうです。ドラマ『鍵のかかる部屋』の原作者でもあるし、旬の作家さんなんですね。
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# by ruriwo_m | 2012-05-24 10:53 | 本・映画

『舟を編む』 三浦しをん

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出版社の辞書編集部が舞台です。
新しい辞書が産み出されるまでの物語。。。簡単にいうとそんな話なのですが、辞書作りに命をもかける編集部員達の文系熱血奮闘ぶりがたまらんです。
キャラも全員個性的で漫画のようです。神保町の現代的な出版社の隣の木造家屋で会社のはみ出し者のような辞書編集部や、神楽坂の隠れ家的な料亭などなど、乙女心をくすぐるアイテムも満載です。本屋大賞から映像化は必須ですよね。
個人的に西岡さんが好きです。本を読んだり辞書を作ったりすることしか能のない?他のことにはまったく疎い馬締(まじめ)さんに対し、何かに夢中になることなくそつなく人生を渡ってきたつもりが馬締さんの奮闘ぶりに激しく嫉妬を覚える西岡さん。ここが一番泣けました。なのに対外的な交渉はアイツ苦手だから...と部署移動の前にこっそり段取りをつけていく心憎さ。いい奴だな~~。
本屋大賞は本来埋もれた作家を見いだし世に送り出すために作られた賞ですが、最近は主旨から外れている感がしますよね。でもしをんさんは大好きな作家さんなのでやっぱりとても嬉しいです。今まで読んだことがない人にもこれを機に読んでもらいたいです。
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# by ruriwo_m | 2012-05-23 11:17 | 本・映画

『噂』 萩原浩

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「ニューヨークから黒いマントを着た殺人鬼がやってきていて女の子が一人で歩いていると襲われて足首きられちゃうんだって。でも香水「ミリエル」をつけてると大丈夫らしいよ」
新発売される香水の販促キャンペーンとしてある噂が流された。「ミリエル」は爆発的に売れたが、足首が切られた女子高生の死体が見つかる。

最近読んだミステリーの中で一番面白かったです。
真犯人はわかったのですがそこに気を取られて、伏線はたくさんあったのに思い及ばずラストやられたな~と思いました。ネタバレしちゃうので詳しく書けませんが、負けた気分です。

萩原浩さんは初めて読みましたがなかなか面白いです。
他に『ママの狙撃銃』『さよならバースディ』読みました。
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# by ruriwo_m | 2012-05-21 13:22 | 本・映画

『恋人よ』 野沢尚

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人生最高の時のはずの結婚式直前、妻にお腹のあかちゃんは別の男の子どもかもしれないと告げられる航平。同じ式場に、仕事から戻らない夫にこれからの結婚生活に不安を感じる愛永がいた。揺れる心の二人は運命のように出会い、半年後の再会を約束する。
半年後、航平の家の隣に愛永が夫と越してきた。航平の隣で驚きの顔を隠す妻。お腹のあかちゃんの父親は愛永の夫だったのだ。

こんな設定ないないありえなーい。
他の登場人物も近しい関係の人が次から次へと複雑に恋愛に絡んできてそうとう面倒くさいです。TVの恋愛ドラマって小説で読むと鬱陶しいな。(因みに鈴木保奈美主演だったそうです)
そう思いながら読み始めたのに頁を捲る手が止められません。あちこちで泣けてくるし。野沢尚恐るべしです。
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# by ruriwo_m | 2012-05-15 15:00 | 本・映画

ジーザス花園 ライブ in新宿

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ゴールデンウィークの前半、新宿CrawdaddyClubにて、ジーザス花園さんのライブがありました。
出演時間の直前に到着するとすでにたくさんのお客さんでいっぱいです。席とっといたよ~と声を掛けられ大変助かりました。ありがとうございます。
ブラックテイストな曲『友達になれない』から始まり、エロ可笑しい曲を挟みつつ(ていうかほとんどそういう曲だけど)あっという間にラストの曲。
『ひとりでも気持ちいい』 (たぶんタイトルあってると思いますが未確認です...)

♪ひとりでも気持ちいいけど ふたりならずっと気持ちいいぜ
~~愛を取り戻すために カップルたちが集まる世界の扉を開けて
ふたりでも気持ちいいぜ 見られたら気持ちいい 
よにんならもっと気持ちいいぜ

うろ覚えですがこんな感じの歌詞だったかな。テンションあがるわ↑↑↑。こういう世界感すごく好き。私の中の文豪・谷崎潤一郎のイメージがこれだから(笑)また聴きたい。次回も必ず演ってくださいね!

予定されていた3バンドが終了した後セッションがあって、ジーザスさんもご指名されていたので観ていきました。セッションてなに?私も初めてで興味深々です。
メンバーの方に説明してもらったところ、「飛び入りで集まった面々で知ってる曲を演ったり、全員が知らなかったら即興で音を作って合わせてみること」らしいです。「えー!そんな~緊張しませんか」と聞くと「若い頃はこれでいっぱい恥をかいて経験をつんでいくのだ」というお話でした。そうなんだー...。
ジーザスさんのめっちゃテンパッてた顔も拝めて(初めてあんな顔みたよ!)楽しい夜でした~。
ありがとーーー。
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# by ruriwo_m | 2012-05-11 23:31 | 音楽・芸能

『ぼくらの☆ひかりクラブ 下[中学生篇] 』 古屋兎丸

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中学生となったタミヤ達は、思考を諦めてしまったかのようにゼラに命ぜられるままロボットの製作に没頭する。
世界征服の野望に突き進むゼラ。そしてタミヤはそんなゼラのやり方に疑問の首をもたげ始め、自分がひかりクラブのリーダーなんだと強い意思をもつようになる。なのになぜゼラの暴走を止めることができず、あの残酷劇が生まれてしまったのか。。。『ライチひかりクラブ』の前日譚、中学生編です。

蛍光町の汚泥だらけの海で親友のダフ、カネダと共に永遠の友情を確認するタミヤ。ジャイボの捻れた愛情に背徳の夢を増幅させるゼラ。いつか訪れる対立を想うと切ないです。相反する二人ですが、私にはどっちも可愛い。
彼らにリアルに出会えたこと、私にとってとても幸せなことです。彼らを想うと苦しいです。これでひかりクラブの物語は全て終わりです。うれしくて、さみしい。
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# by ruriwo_m | 2012-04-24 12:03 | 本・映画

眼球譚

ここのところコンタクト使用時に眼がチクチク痛むので眼科に行ってきました。
先生が言うには、眼球が腫れてコンタクトが眼に喰い込んでいるのだそうです。
時々蕁麻疹が出て顔が腫れたりすることもあるので(それほんとに蕁麻疹か?という声もありますが...)眼も蕁麻疹に違いない!と思いつき「先生、眼の蕁麻疹かも!」と言ったのにそれはスルーされ、「花粉なんかで腫れることもあるから冷やしてみて、それで治らなかったら薬取りに来て」と言われ帰されてしまいました。
なんだか体のあちこちにガタがきてます。
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# by ruriwo_m | 2012-04-23 11:27 | あれこれ