よしもと芸人「ピース」の掴みどころのない方、又吉が送る「書評でない読書案内」 読書家で知られる又吉ですが、本の解説というより、「いつも傍らに本がある」と言うとおり、自身の生活・幼少期の想い出に深く密着した作りになっており、その暗さにシンパシーを感じたり(笑)また文章力が高いので読み物としてとても面白いです。本が読みたくなります。 又吉は国語の教科書の便覧から本読みが始まったそうです。私は何で本を読むようになったのかな~と考えると、小学校に入って友達と遊ばなければならない休み時間が怖く、教室にあった学級文庫をいつも机に入れて、休み時間になると学級文庫を読む人になってました。「クオレ」とか「シートン動物記」とか何度も読んで...暗い子だったな。そんな自分の切ない想い出も触発されるという、優れた本だと思います。
by ruriwo_m
| 2012-03-16 11:19
| 本・映画
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